2017年10月14日土曜日

かごをアレンジ

こんにちは。

作ったり修理したりリメイクしたりと、色々やっている我ら二天一流総本舗ですが、お持ちの品物にちょっとしたアレンジを加えることも承っています。

例えば、よくご注文を頂くものではこちら。
















トウやタケやシラカバなど、植物で編んだかごの入れ物は、持ち手がささくれたりしますね。そんな持ち手には、革を縫い付けてしまいましょう。
















以前クラシックカーのハンドルカバーなどをやりましたが、それと要領は同じです。一目一目穴を穿って、手縫いで縫っていきます。
















ご希望の通りに仕上がりました。
お客様は黒がお好きだとのことでしたが、ベージュのステッチが本体の色と合わせてあって、可愛らしいアクセントになりました。

かばんやくつだけでなく、インテリアやエクステリア、例えばドアノブに革を縫い付けた例もあります。冬の鉄門扉が冷たい……というようなお悩みも、オシャレに解決できるかもしれませんね。できるかどうかは応相談ですが、お気軽にどうぞ!

(石川)

2017年10月7日土曜日

コードバンの輝き

こんにちは。

革にも色々な種類がありますが、高級革の代名詞とも言えるものに「コードバン」があります。
コードバンは馬革です。馬革の大部分は牛革に比べて繊維がゆるくて柔らかいのですが、馬のお尻の部分に繊維が非常に密になっている場所があり、硬質に美しく輝く革「コードバン」になります。
馬であればなんでもいいわけではなく、限られた欧州の農耕馬(代用馬もあるようですが)からのみ取れるということで、希少性もあり、また「革の宝石」とも言われる美しさから、通常流通している牛革などと比べてかなり高値で取引されています。




こちらはコードバンでご注文を頂いた、とある小物の製作途中のものです。

革の存在感が全然違うので、ついうっとり眺めてしまいます。
なかなか扱う機会がないもので、裁断からミシンがけまでいつも以上に緊張しましたが、運もよかったのか、かなり精度の高いステッチを入れることができました。

今は、納品棚でお客様が迎えに来るのを待っているところです。
私もお渡しできる日が楽しみです。

(石川)

2017年9月30日土曜日

かばんの染め直し(手染め)

革は、生のままの状態(皮)から、なめしを経て仕上げに至る(革になります)製造工程で、何度も着色をしています。その方法も、染料で芯から染色したり、表面にスプレーして好みの色に仕上げたりと色々です。
その革が、かばんや靴になって、使用されて月日を経るうちに、摩耗して表面の色が落ちてしまうことがあります。


















使用されている材料にもよりますが、この落ちた色を補色し、染め直すことも可能です。
今回は、皮革用染料による手染めで染め直しをしたお話です。


◆材料の吟味、試し

お預かりしたかばんを、染められそうな素材かどうか、実際に染料で染めてみてチェックします。
染料は、皮革メーカーで製造時に使用されたものは手に入りませんので、染料を絵の具のように調色して、もともとの色にできるだけ近くなるようにがんばります。
青系なのにごく少量だけ赤を入れてみるとか、赤じゃなくてエンジにしてみるとか、複数の色の配合を工夫するのは案外楽しい仕事です。
実際作った色が、素材にのって、乾燥するとまた色が変化してしまったりするので、実に微妙な仕事でもあります。

完成度が低くなりそうな時は、この時点でお客様にお返しし、別のお手入アドバイスや、他の方法などをご案内しています。


















◆染色本番

写真のかばんは、色も素材も大丈夫そうなので、勇気を出して染色を進めました。
染色に使用する道具は、スポンジや刷毛でもいいですが、水分を含みすぎてムラになることもあるので、最近はいらない布に含ませて薄塗りを繰り返す方法も使います。


右の持ち手は染色後です






















◆仕上がり

染色が無事に終わったら、最後に仕上げを行います。主に色落ち防止を目的に、今回は仕上げ剤で全体をコーティングしました。



















◆雑感

染め直しの手染めパターンをご紹介しました。
経験上、染料による手染めの完成度、成功率は、素材に左右されるところが大きいですが、理想に近い色に染められるとうれしいのです。

ご相談は、お気軽にどうぞ。

(石川)

2017年9月23日土曜日

ランドセルのリメイク

こんにちは。

誰でも、思い出の品というのは手放しにくいものですよね。
今回は、そんな思い出の品、「小学校のランドセル」をリメイクしたお話です。

ご相談は、お母様から寄せられました。
6年間、子供と一緒に成長をしてきたかのような、あるいは親御さんと一緒に、子供を見守ってきたかのようなランドセルは、捨てるに捨てられない思い出の品なのでしょう。

オーダーは、「子供がこれから先も使っていけるような品物」に生まれ変わらせることでした。


◆まず解体

かぶせの部分が合皮製のランドセルでしたが、解体してみると、6年もの間、雨にも風にも時には椅子代わりにされたりしても負けず壊れず使い尽くされることを想定して作られているだけあって、かなりの堅牢性を誇る素材でした。

また、このランドセルには目立つ傷がほんの数箇所しかなく、椅子代わりどころではなく、とても丁寧に扱われていたことがうかがわれました。















◆裁断

今回は小物を3点作るので、素材の面積に比べてパーツの数が多いのです。
歩止まりをパズルのように考えて素材を裁断しましたが、どうしても取れない部分については、雰囲気の合う牛革で補いました。
















◆縫製とコバ処理など色々して完成

通学用のパスケース、500円玉の入るキーホルダー、キーケースの3点の完成です。
画像ではわかりませんが、わざと傷のある部分を使用して、6年間の思い出が、持ち主をこれからも支えてくれるように、演出を加えました。

お母様のアイデア。500円玉が入れられます。































◆雑感

ランドセル用の合皮の耐久性には驚かされました。持ち主とともに6年間の艱難辛苦邪智暴虐(いやいや)の数々を乗り越えてもなお、新品のような作業性、そして外観。
古いカバンだと、内袋が合皮でボロボロになったりするのをよく修理しますが、そんな気配は微塵もありませんでした。
これからも、今までの6年間と変わらず、いつもそばで持ち主の成長を見守っていってほしいのものですね。


◆リメイク、修理のご相談などお気軽にどうぞ

捨てられなくて困っているものや、しまいこんだままのカバンや靴など、もしかしたら生まれ変わるかもしれません。
ご相談は、お気軽にどうぞ。ご予算に合わせたご提案もがんばります。

(石川)

2017年9月14日木曜日

久々の更新

ご無沙汰しております。
ブログを久々に更新する市川店の石川です。
※自画像です














個人的な近況ですが、引越しをしたり、京都の大丸さんへ出張して、折良く五山の送り火を観たりなどしておりました。京都はいいですよ。寺社仏閣最高です。

それはともかく、またぼちぼちブログを楽しく更新して参ろうかと思いますので、何かと至らぬ点や粗雑な点があるかと思いますが、ご覧の方はどうぞよろしくお願いいたします。


 <参考作品>
最近作ったネームタグです。
「のぶき」さんからご注文をいただきました。
「字体は遊んでください」とのことでしたので、自由にやらせていただきました。

オリジナルネームタグは、すべてフリーハンドの下書きから製作しています。
大体2,000円くらいからご注文をお受けしております(難しいと高価な名札になります)ので、お気軽にご相談ください。


パターン用紙に下書き




鋭角カッターの出番です
(石川)

2017年8月27日日曜日

9月のお休み

市川店 9月の休業日は
5. 6. 11. 12. 19. 22. 25. 26日となります。

2017年7月22日土曜日

ギャラリー二天

藤本和則 絵画展

たくさんの方々にご来店いただき、ありがとうございます。
24日までとなっております。残り3日となりました!
お時間がありましたら、ふらり市川店へぜひご来店くださいませ。







本日より
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中山店  7.22 〜 8.6 (close 7.26  8.2)